
バロティン・ブワジンはフランスのノルマンディー地方の出身だが、現在はアメリカに暮らしている。ボスニア・ヘルツェゴビナで国際高校のユナイテッド・ワールド・カレッジ(United World Colleges)のモスター・カレッジ(United World College Mostar)で人類学と芸術を勉強した後、アメリカのバーモント州にあるベニントン大学を卒業した。ベニントン大学在学中、ブワジンはビデオと日本語を専攻し、2017年にストップモーション・アニメーションを勉強し始めた。
2018年から2019年の冬には、ビデオ専攻の学生のための授業の1つであるストップモーション・アニメーションの人形の作り方についての授業を取った。この際、人形作りの面白さを実感し、ビデオ専攻の中でもストップモーション・アニメーションの人形の作り方を中心に勉強することとした。そして、この授業を取った後も、人形の作り方についてさらに研究するために、インディペンデント・スタディー(independent Study)という学生が自分で研究内容をデザインし、実行するベニントン大学の自主学習制度を用い、人形作りだけではなく、型・シリコン・仮枠・コスチューム・動かせる顔・マグネットを用いた人形の制作も行った。
2020年の1月と2月には、ベニントン大学からarts and technology fellowshipという研究奨学金をもらい、デンマークでストップモーション・アニメーションのビデオゲームを制作しているwiredflyというストップモーション・アニメーションのスタジオでインターンシップを経験した。そこでは、ストップモーション・アニメーションでテクノロジーと手作りの物を同じ作品の中でにどの様に使うかを学んだ。ブワジンにとって、ストップモーション・アニメーションの中で革新のテクのロジーと昔ながらの手作りの物を組み合わせることは、大変重要なことである。
現在、ブワジンは人形の作り方を説明するガイドプロジェクトを行っている。
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